(C)Two-Way/中学校/サークル例会報告



JHS POCO 第10回例会


更新:

文責 西邑裕子

日 時:2003年9月15日(月・祝)10:00〜13:30  場所:加茂市立七谷中学校
参加者:藍澤まき子、岩崎志保美、内山祐貴子、高縁奈緒、西邑裕子:計5名&西邑の娘
内 容: 1.模擬授業   岩崎・・英語:現在分詞を使った後置修飾の導入
                内山・・英語:五色英語カルタを使った数のゲーム
                藍澤・・国語:一字題一行詩
                高縁・・音楽:15分で1つのポイントを定着させる1「はばたこう明日へ」
                西邑・・音楽:「Love me do」「Hello,Hello」
     2.レポート    高縁・・
                西邑・・講座予定・HP


いつになくローテンションな私に替わって、藍澤先生が、「岩崎先生、どうですか?」「内山先生、いかがですか?」
と、どんどん振ってくれた。感謝!

1.岩崎先生:英語・現在分詞を使った後置修飾の導入
(1)
最初、絵の中というのは、最初の絵?全部の絵?と迷った。
3つの文章ってことは、お話なのかな?とも思ったり。
英語でも日本語でもいいと言われたので、安心。
(2)
All Englishなのはいいのだが、先生だけがたくさんしゃべっていて、生徒の活動が少ないのが難点。
藍澤先生の提案のように、カードでどんどん言わせていくのがいい。
(3)
内山先生から。プリントの番号と記号の位置も、生徒に混乱を招く要因になる。
(4)
藍澤先生より。×で消させないで、別のことを聞く。
(5)
西邑から、babyとかswimmとか、ポイントになる単語を強調して読むと、苦手な子も付いて来られる。
バージョンアップした授業の報告が楽しみ。

2.内山先生:英語・五色英語カルタを使った数のゲーム
(1)
免許外教科の模擬授業をやるという、その意気込みがすごい!
(2)
モノをたくさん用意したのがいい。
フラッシュカード、カルタ、個人用のカード、プリント、色鉛筆。たくさんあった。
(3)
モノを配ったり集めたりするのも、大事な学習のルール。
一度教えてしまうと、生徒も先生も気持ちよくいられる。
そして、英語なんだから、英語で言わせてしまう。
毎回使う言葉は、自然に覚える。
(4)
藍澤先生から、かるたの最後の1枚の扱い。
3枚は残しちゃうとか、じゃんけんするとか、なるほど。
(5)
フラッシュカードのユースウェアは、かなり練習が必要。
最後に白札を入れる。
紙質は、ケント紙で。
めくりは支点を作って、斜めにめくる。
テンポは速く。
カードを見ずに、生徒を見る。
藍澤先生から学んだ「30回」は、並び順を変える、速さを変える、交代読み(教師と生徒、隣同士、列ごと、グループごと)、
じわじわ、ひらひら、瞬間など、いろいろな方法でやれば、いけそう。
(6)
藍澤先生から「形は難しい」。
なるほど。ハートとかスターの方が、まだ、簡単。

3.藍澤先生:国語:一字題一行詩
(1)
いや〜、面白かった!
題を当てるのは、簡単で、どんな子にもできそう。
それが、5つ。
(2)
次に自分で作るのだが、「お題は秋です。」と題が決まっている所がいい。
「お題は」っていうのも、かしこまっていて、「へへっ」となった。
(3)
最後に、自分で題を決めて作り、題を隠して黒板に書く。
みんなで題を当てっこ。
創作から鑑賞までできてしまう、お見事!

4.高縁先生:音楽・15分で1つのポイントを定着させる1「はばたこう明日へ」
初めての模擬授業なのに、全然緊張を感じない。やっぱり、音楽科って度胸ある?
(1)
上記のタイトル。「1」ということは、2も3も4あるということ(1時間に1ポイントで4時間分)。
意欲が感じられる。楽しみ。
(2)
授業は、とっても良い雰囲気。
藍澤先生も言っていたが、勢い・気迫があった。
これなら、生徒がついてくるだろう。
(3)
これも藍澤先生から。
どうすればいいのかというスキルがあるのは、中学生にはいい。
(4)
最初に強く歌わせて、後で角を取る、それでいい。

論文も、TOSSのWeb論文に近い形で、生徒の様子も分かり、読みやすい。
以下の点を次回例会までになおして、Web論文にしてしまおう。
(1)
「関根先生、西邑先生の追試」とあるが、どの部分が誰の追試なのか、どこが高縁先生のオリジナルなのか示す。
(2)
指示1 指示2 ・・・というように、番号を入れると、例会でもメール上でも検討がしやすい。
(3)
説明が長い。
例会でもやった通り、「いつか」っていつ?・・・卒業
作者は卒業を楽しいと思っている?悲しいと思っている?・・・悲しい
のように、生徒の方から答えを言わせ、滑らかに歌う素地ができればいい。

新潟に力のある音楽の先生方がいっぱいになってきて、とっても心強い。

5.西邑の講座用模擬授業2案
全然固まっておらず、どの会場で何をしようか、もやもやしていた。
その1.Love me do.
東京でやったものを、少し改良。
完成バージョンを見たことがあるのは、内山先生。
藍澤先生から、
(1)
(他教科の先生方には、リコーダーをはずした方がいいか、との西邑の相談に対して)
「リコーダーがあると、指の動きで、音がいくつくらい上がるかが分かる。
リコーダーがあると、音が取りやすい。」
(2)
「最後に合唱はしないのか?」
これには、目から鱗。
教師にとっては、全員がデュエットしているので、全体としては合唱に聞こえるのだが、
生徒は、デュエットしているつもりなので、隣の人につられないように、必死なのだった。

1週間後のいなほの例会では、

やはり、タッカのリズムが打ちにくい。
音楽科の先生方は、だんだんできるようになるのだが、山田先生あたりは、ずっとウンパンウンパンで通していたそう。

どうしても、手拍子や動きがつくと、声が小さくなってしまう。
かと言って、どちらかでいいと言うと、易きに流れて、歌わなくなるので、声が主体であることをはっきり伝える。
とのことでした。

その2.Hello,hello.
こちらは、昨年たくみ講座でやったもの。
たくみ講座でも混乱したリレー唱。
やはり、英語で指示しようとすると、何のこっちゃ訳わからん状態。
これも、藍澤先生の指摘のように、列ごとならできるかもしれないが、カットした方がいい。

その3.講座予定
11/29 中学名古屋セミナー(15分)「中学生も熱中!パーツで創る音楽授業」
 こっちを「Love me do」にしようか?「学生歌」か?
 ここは、音楽科の参加は一人。できれば他教科の方にも役に立つ内容がいい。
12/13 TOSS音楽セミナー(15分)
 全然未定
12/20 中学全国セミナーin神戸(10分)
 こっちが「Love me do」か。時間的に。いなほで計ったら、9分だった。
 が、ここは、大人数だから、リコーダーは無理。だとすると、やはり名古屋で「Love」か・・・?
12/21 中学音楽セミナー(30分)
 ここは、模擬授業と言うより授業解説がいいか。歌なら「第九」か。

などという、大変煮詰まっていない状況。
藍澤先生から。
(1)「ハロー」は、担任にはできない。授業の紹介ならいい。
(2)こういう言葉で、子どもの声が変わる。
  さっきの合わせるのは「息」という話とか。
(3)歌わない男子をどうするか。
(4)下を向いて口を開けない人をどうするか。
(5)一生懸命歌わない人をどうするか。
(6)男子が歌わない時、女子はどのくらいにするといいか。
(7)合コンの時の、音楽科と担任の関わり。
高縁先生から
(1)検定を見たい。

いろいろなアイデアに感謝。例会に行けば、何か見つかる!!

6.高縁先生:関屋中授業見学レポート
西邑のリクエストにより、レポートまで用意していただいた。
こうして、メンバーがあちこちで学んだことを、紹介しあえるといい。
西邑の質問と高縁先生の答え。

Q1
1の1学期の重点「声量」で「基準を示しておく」とあるが、基準は何か。
A1
歌って見せて「これ、30点」「これ、50点」「これ、100点」

これに関連しての話題。
(1)怒鳴り声でもいいのだが、怒鳴り声だとのどがしまって、声量はなくなる。
(2)怒鳴り声でも大きかった生徒は、身体をそらして歌っていた。
(3)のどを楽にして、腹筋を押す。
(4)口を開けて、犬になって、「はっはっはっ」とやる。
(5)録音のレベルを見ると、客観的に分かるかもしれない。
(6)(5)だと、できない子へのさじ加減がしにくい。

Q2
2で「感動の生まれる曲」とは例えばどの曲か。
A2
4部合唱だったが、失念した。

Q3
パート練習の時のあいさつとは?
A3
集まったら「お願いします!」

次回の報告も楽しみ。



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