(C)Two-Way/中学校/サークル例会報告



JHS POCO 第20回例会


更新:

文責 西邑裕子

日 時:2004年11月28日(日)10:00〜13:30  場所:加茂市立七谷中学校
参加者:藍澤まき子、岩崎志保美、内山祐貴子、古川、西邑裕子:計5名&西邑の娘
内 容: 0.「ふしづくり」の「名前呼び遊び」で自己紹介…西邑
     1.模擬授業   西邑・・音楽:名古屋セミナー用模擬授業「3度でハモろう」
                    音楽:音楽セミナー用模擬授業
                内山…音楽:名古屋セミナーD表用模擬授業「夢の世界を」
                岩崎…道徳:新大久保駅転落事故
                藍澤…国語:大森修「国語科発問の定石科」の追試「視点」
     


0.自己紹介…西邑
七谷中の非常勤講師、古川先生が参加して下さったため、最初は、「ふしづくり」の「名前呼び遊び」。
(1)「お名前は?」「○○です。」
(2)「○○さん。」「はーい。」
(3)「どこの学校?」「○○中です。」
(4)「何の教科?」「○○です。」
ここで、ふしづくりの簡単な説明もした。

1.西邑:音楽:名古屋セミナー「3度でハモろう」

いなほで受けたアドバイスをもとに、まとめなおした。
(1)
岩崎先生から、「コメントになると足が動く」とのアドバイス。
(2)
藍澤先生から、「コメントになると、参加者の視線がレジュメに行ってしまう。
コメントも画面に出すか、「秘訣5」を1つか2つに絞って実践を見せるといい。」とのアドバイス。
(3)
曲目は、内山先生が2曲目にサクラをすることにし、「瞳を閉じて」か「いい日旅立ち」に決定。
藍澤先生の「職員合唱」がキーワードだった。感謝!!

2.西邑:音楽セミナー「???」
(1)
全然決まらなくて、最初やったのは、夏に9級格に認定された「ほたるこい」のあとに、
「ふしづくり」の「たくさん歌う」の最初の時間を想定した実践で。
が、指揮法も入るので、前半と後半のつながりがスムーズでない。
しかも、「楽しくなければ音楽じゃない!」というテーマにはそぐわない。
「ふしづくり」は「楽しい!」というより上品な感じだ。
手拍子にしても、バンバンではなく、とんとんとんという感じで、手を打つ仕草も上品。
(2)
ちなみに、娘たちに「お母さんの授業で楽しかったもの」をあげてもらったら、
「栄光の架け橋」「荒城の月」「ソーラン節」「リズムフラッシュ」が出た。
(全部覚えてるわけじゃないと思いますが。)
その話をしたら、RAP「荒城の月」ってどんなの?ということになり、実際にやってみた。
思いの外受けて、「3度」と「荒城」と「ほたる」と全部やったら?という話まで…
が、「3度」をいろいろな歌でやると11分かかり、「荒城」も歌まで入ると7分いきそうだ。
と言っていたら、藍澤先生から「RAP『荒城』で声だしをして、『栄光』で3度をやって、
そのあと『3度』の2曲目を『荒城の月』でやる」というすごいアイデアが…。
しかし、「荒城の月」は3度上ではハモれず、3度下でハモることが判明。
あとのつなぎは、課題で残った。

3.内山先生:音楽「夢の世界を」
(1)
いなほの時より、だいぶ言葉も削れて、落ち着いた。
藍澤先生がガストでもコメントしていたが、最初に歩いてくるところから、緊張感がみえる。
もしかすると、広い会場の方がやりやすいかもしれない。(私はそうです。)
(2)
やはり、説明が長い部分は、生徒役をしていて、覚えていられない。
「何言ったっけ?」という感じになる。
横山先生がいつも言われる「一目で分かる工夫」と「言葉を削る」がどれほど大事かがよく分かる。
(3)
指揮法にもつながるのだが、息を吸わせる手振りを上手にされるといい。
やらないより、やった方がずっとよかったし、きっと、もっと上手くできる。
(4)
画面の作り直し、宿泊先での練習を課題にしておわり。

4.岩崎先生:2年生道徳「新大久保駅転落事故」
(1)
藍澤先生によれば、TOSSランドに実践があるそうだ。
実際にあったことなので、真実味があった。
(2)
「自分だったら」でなくて「2人がとった行動を」肯定するか否定するかだったので、
生徒は意見を言いやすかったと思う。
大森先生が言われる「当事者意識」は弱くなるが、良かったのではないだろうか。
(3)
西邑自身は、そういう行動をとれることを立派だと思うが、電車が来るまで10秒なかった=見えていたのであれば、無謀とも言えると思った。
自分だったら、おそらく助けられない。
と、こんな風に、そう指示されなくても、自分のこととして考える。
岩崎先生のクラスでも、命について、真剣に考えて書いている様子があったそうなので、よかったのではないか。
(4)
D表審査の練習もさせてもらった。
すぐに画面を見せて、「これは何ですか。」は定石通りの入りだ。
欲を言えば、横山先生がいつも言われるように、早い段階で、全体を誉められるといい。
作業指示をしてすぐに机間巡視に入ったり、生徒の話をうなづきながら聞いていた。Good!
あとは、私もまだまだだが、指名した生徒でなく、全体を見て、指名した生徒の話を聞くことができればよい。

5.藍澤先生:国語「国語科発問の定石科」の追試「視点」
(1)
まずは、大森先生の追試をするところがすばらしい!
この本は、私、10版を持っている。10版といっても、1987年の3月が初版で、10月に10版。驚異!
私は国語科の先生に教えてもらって法則化を知ったわけなので、国語には思い入れがある。
大森先生の本もたくさん持っている。というわけで、大森先生の追試というだけで感激。
(2)
導入が画面だった。大森先生の実践が画面になっている!!
でも、目玉親父がいいかどうかは、疑問形だ。私自身は、ああいうノリが大好きだが、
グレーゾーンの子たちを視野にいれると、思考が横道にそれるかもしれない。
となると、集団によるのか。
(3)
藍澤先生の良いところは、作業指示したら、すぐに机間に入るところだ。
ちゃんと生徒を見ていて、誰がやっているかやっていないか、できていない生徒への声のかけかたもバッチリだ。
藍澤先生は、いつも「できない子をどうするか」を考えて授業を組み立てたり、見たりしているので、
できるのだと思う。

6.おまけ
古川先生が、例会に参加して、良かったとおっしゃっていました。
自分も、説明が長いと思ったとか。
また、参加して下さるといいですね。

7.お昼
久しぶりにガストでお昼でした。
岩崎先生、内山先生、藍澤先生、私の4人でした。
藍澤先生の「向山型国語」誌の原稿検討も入って、
すご〜くTOSSらしい昼食でした。
例会の場で言い忘れたことも出たりして、
やっぱり、食べながらお話するのはいいですね!



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