(C)Two-Way/中学校/サークル例会報告



JHS POCO 第6回例会


更新:

文責 西邑裕子

日 時:2003年5月5日(月・祝)10:00〜15:00  場所:加茂市立七谷中学校
参加者:藍澤まき子、帆苅優子、長谷川勝、西邑裕子:計4名
内 容: 1.模擬授業   帆苅・・「数学」中1第1時間目の導入
                藍澤・・「道徳」「正義の味方アンパンマン」
                西邑・・「音楽」TOSS音楽セミナー模擬授業
                長谷川・・「音楽」「大きな古時計」
                藍澤・・「国語」一字読解
     2.論文検討

T 帆苅先生の「中1数学 第1時間目の導入」
1.
仙台セミナーで西野先生がされたという1年生第1時間目の授業。
教科書の表紙、扉、そして目次前の用語説明のページを使って、授業のルールを教えていく。
2.
教科書に名前を書くこと。
呼ばれたら返事をすること。
声を揃えて読むこと。
折り目をつけること。
「〜です。」と答えること。
指したら「指しました」と言うこと。
書いたら「書きました」と言うこと。
隣と確認て良ければ「いいよ」と言うこと。
3.
この調子で、3時間で18のルールを教えるのだとか。
是非、3時間分やってみてほしい。
4.
帆苅先生の授業は、いつも穏やかでにこやかでエレガント。
追い読みのタイミングが合わない所など、藍澤先生がアドバイスをして下さった。
「もう1回いいですか?」と挑戦するひたむきさが素敵。


U 藍澤先生の「正義の味方」
1.
藍澤先生の道徳。アンパンマンの授業。
さすがに、いろいろな方が追試・修正された実践だけに、よくできた授業。
2.
最初と最後で「正義」のとらえ方が変わるのがいい。
3.
MLで話を聞いたり、HPを見たりしただけでは、追試しようと思わなかったが、
藍澤先生の授業を見て、とってもやりたくなった。
4.
藍澤先生の授業は、安心して受けていられる。
そして、必ず、笑いがある。これがいい。
5.
帆苅先生が道徳の授業の進め方についてたくさん質問。
答えが違っていたら、直させるのか?
いつも発表させるのか?
6.
質問されることで、自分の実践を改めて振り返ることができた。
皆さんの実践も知ることができた。

V 西邑の音楽セミナー模擬授業
1.
昨晩、いなほのMLで山田先生に授業案を検討・修正してもらい、
この日の朝、職員室で書き直したばかりの指導案で臨んだ。
自分でもまだ消化しきっておらず、中途半端な授業。
とても、生徒を見るどころではなかった。
2.
高音パートは、ことさら練習しなくても、もう歌えると思い、低音パートを音名唱し、
リコーダーでやり、歌詞唱し・・・という流れ。
3.
が、帆苅先生は途中まで、藍澤先生にいたっては、最後まで、ハモりであることが分からずに、
いらいらさせてしまった。
4.
タッカのコマの位置づけも問題になった。
5.
帆苅先生が言われたように、通常の生徒相手の授業なら、1回目は、リコーダーで高音パートも歌もやり、
2回目の授業で、リコーダーも歌でも低音をやる。
リコーダーでも高低合わせて演奏する。
6.
音楽セミナーは、中学の先生も増えてきたが、まだまだ小学校の先生が多い。
そこで、ソプラノリコーダーでやることになる。
すると、低音パートなのに、あんな高音だったり、高音パートをやろうとすると音域が合わなかったりする。
その辺りがちょっとやりにくい。
7.
皆さんのアドバイスをもとに直したことは、
1.最初にリズムをやっちゃう。
2.リコーダーの後、リコーダーとリズムに別れて合わせる。
3.何の曲か期待させる。
4.最初にCDを聞かせる時から、低音を聞かせる。
5.CDだけでは低音が聞き取りにくいので、教師がかぶせて歌う。
6.手拍子はできなくても気にしないように「できる人は」をつける。
7.高音パートは、いきなり歌わせても大丈夫。
8.高低を好きな方にすると、高音に偏るので、ペアを組ませる。
9.高低を会場全体で左右で分けると、デュエットの感じにならないので、ペアを組ませる。
こんな所だっただろうか。
10.
アドバイスをもとに、組み立て直してもう一度、授業させていただき、感覚が掴めてきた。
感謝!!


W 長谷川先生の「大きな古時計」
1.
長谷川先生は、花粉症とのことで、かなり苦しそう。
「大きな古時計」の後半の歌詞をささっと黒板に書いて、歌唱の授業。
2.
口を開けっぱなしで歌うのと、閉めっぱなしで歌うのが良かった。
口を開ける指導はよくするが、開けっぱなしでなくて、かきこきとよく動かすことが大事。
3.
とても分かりやすい授業だったが、説明が長かった。
長野で、北海道の諸橋先生(音楽)が井上先生に斬られている所を見た。
「説明が長い」「まだ長い」の連続だった。
人の授業を見ていると、長いことに気付く。
自分もまだまだ長い。
「大事なことは、生徒に言わせる」がTOSS中学の合い言葉?である。


X 藍澤先生の一字読解
1.
藍澤先生の国語。
俳句の一字読解。
2.
慣れてきて、安定感抜群。
気持ちがいい。


Y 論文検討 
西邑の「トークライン中学女教師」第3号の論文検討。
ここでも帆苅先生のマナーってどんなことがあるんだろう、との素朴な疑問が良かった。
マナーとルールの違い、マナーであっても補償額が違ったりする。

Z その他
お片づけの間、長谷川先生のピアノと帆苅先生のサックスでミニコンサート。
お二人とも即興ですごい!
今度、TOSSサマーセミナーの余興に出演しては?

お昼は、2度目のコテージマム。
学校のお話をたくさん。



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